今から5年程前の10月、帯広に住んでいたYは友人たち4人で雄別炭鉱に肝試しへ向かったという。
炭鉱へ向かう車中は酒盛り状態で、炭鉱へ到着する頃には完全に出来上がっていた。
深夜の時間帯、当然Y達以外には誰もいない中、余裕、余裕と笑い話をしながら廃墟群に入る。
目当ては色々と噂のある廃病院だった。
病院内に入ると、懐中電灯で照らす壁は落書きだらけで異様さを放っていたという。
さすがに荒廃した真っ暗な廃墟は気味が悪く、Yの酔いはほとんど覚めていた。
院内のテラスのようなところに辿り着いたところで、突然、甲高い女の悲鳴が上がった。
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炭鉱へ向かう車中は酒盛り状態で、炭鉱へ到着する頃には完全に出来上がっていた。
深夜の時間帯、当然Y達以外には誰もいない中、余裕、余裕と笑い話をしながら廃墟群に入る。
目当ては色々と噂のある廃病院だった。
病院内に入ると、懐中電灯で照らす壁は落書きだらけで異様さを放っていたという。
さすがに荒廃した真っ暗な廃墟は気味が悪く、Yの酔いはほとんど覚めていた。
院内のテラスのようなところに辿り着いたところで、突然、甲高い女の悲鳴が上がった。
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