北海道の旭川に全国的にも有名な心霊スポットが数箇所存在するが、その中で一つ。
山本家って聞いたことありますか?ココはネット上でも有名なんで、このサイトをご覧になっている皆さんは名前位はご存知かと思います。

もう25年も前の話になるのですが・・・。
私は社会人になり2年程が経つ頃には社内的にも私が「見える人」と言う名誉?な地位が確立していました。
そんなこともあり夜な夜な社内の若者グループで廃墟や心霊スポットを探索していたのですが、そんなある日、同僚の一人が「明日休みだし今晩は山本家に行かないか?」と言ってきました。

私はとても行きたかったのですが、その日はたまたま彼女と約束があり行けません。
いつもの若者グループは私が少なからず霊感があることによってチョット安心して曰く憑きの場所に足を踏み入れることが出来ていたので躊躇していましたが、若気の至りと申しましょうか好奇心の方が勝ってしまい私抜き(男子3人女子2人)で向かうことにしました。

20時に仕事が終わり私も結果が知りたかったこともあり、探索が終わったら行きつけのバーで合流する約束でそれぞれ分かれました。
私と彼女は22時からいつものバーで皆の帰りを待っていましたが一向に現れませんし、連絡もありません。

結局、明け方4時近くまで飲みながら待っていましたが現れずに「きっと遅くなったんで真っ直ぐ帰ったんだわ」てことになり私達も帰ることにしました。

明け方まで飲んでいたので私も彼女もアパートで寝ていたのですが朝9時頃、車の音で目を覚ましました。
同僚の車はで3Km先でも聞こえるほどの爆音仕様スーパールーセント。
そして5人ともゲッソリしながら私の部屋に入ってきました。

「待ってたのに今まで探索してたん?」と、私が聞くと「実は・・・・・・」と話し始め、現地に着くとそれはオドロオドロしい光景で卒塔婆や御札が道端のあちこちにあり、山○家の敷地内には真っ赤な鳥居なんかもありロケーションは満天だった。

ただ建物は綺麗できちんと管理されている様子だったんでそんなに怖さは感じられなかったらしい。
玄関とおぼしき場所から難なく侵入出来たので皆で探索していたところ、突然室内の蛍光灯が点き「何やっているんだお前たち!!」と、突然後ろから怒鳴り声が。
あまりの出来事に腰が抜けて動けない者、失禁してしまった女子、恐怖の余り殴りかかろうとする者など・・・彼らは難なく作務衣を着た坊さんチックな方々に取り押さえられました。

我々の様な輩が多く迷惑しているそうで警察には通報されなかったものの、10時間程正座で説教され軟禁状態だった様です。

本当に行かなくて良かったと思いました。
我々の中では山本家はガセと言うことでその後は行かなくなりました。