ネットショッピングの普及もあり、クレジットカード所有者は増えている。
年会費無料の会社も多いクレジットカード。
クレジットカード会社はどうやって儲けているのだろうか。

●クレジットカードは大きく分けて2つの使い方ができる。

1.買い物をする(ショッピング)
2.お金を借りる(キャッシング)

使い方は人によって大きく異なり、ショッピングもキャッシングも限度額まで使ってしまう人もいれば、ショッピングの一回払いしか使わず、手数料がまったく取られない人もいる。
だいたいどこのクレジットカード会社もポイントが付くため、年会費無料でショッピングの一回払いは得するばかりである。



●クレジットカード会社が儲ける仕組み

1.加盟店から利益を得る
我々がクレジットカードで買い物(ショッピング)をすると支払金額の5~7%がお店からクレジットカード会社に手数料として入る。

2.提携会社から利益を得る
百貨店などのカードには提携しているカード会社のマークが入っている。
ここからロイヤリティが僅かながら入る。

3.個人から利益を得る
・我々がキャッシングをした場合、実質金利15~18%の手数料が取られる。
・我々がショッピングで分割払いにした場合、分割回数に応じて手数料が取られる。
例えば三菱UFJニコスカードの場合、3回払いだと実質年率12.25%、24回払いだと実質年率15%の手数料が取られる。
この実質年率というのがわかりにくいが、実質年率とは一年後に一括で返すときに付く金利の割合のことである。

・クレジットカード会社から、「支払い回数をリボ払いに変更しませんか?」という電話が来ることがある。
リボ払い(リボルビング払い)とは毎月一定の額(率)が引き落とされる仕組み。
毎月の給料は変わらないのだから引かれる額も一定なので安心しがちだが、リボ払いこそクレジットカード会社が儲ける仕組みである。

●クレジットカードでリボ払いをしてはいけない理由
リボ払いの実質金利の多くは15%。これは24回払いの実質金利と同じである。
24回以上の分割にしたい場合を除いては使わない方が無難である。
また、2年の間にどうしても他の買い物をしてしまうことが多い。
すると返済額ばかり増えていつまで経っても返済が終わらないカード地獄に陥る。
最近はキャッシングにもリボ払いができるのでこれも注意したい。