テレクラが、話題になり始めていた遠い昔の話。

当時は、援助交際なんて言葉もなく、結構マジな出会いの場だったので、ハマり始めていた俺は、自称18歳の女と出会った。
ちょっと暗めで目がうつろな感じがしたが、まあまあ可愛かったのと、美味しそうな身体をしていたので、イケルと思った俺は、居酒屋で1時間ほど話した後、まんまとホテルへ・・・。

終わったあと、まったりとしながら話をしていた。

俺「君は一人暮らしなの?」

女「うん、そう」

俺「実家は?遠いのかな?」

女「実家なんてないよ」

俺「えっ?両親は?」

女「お母さんは死んじゃった」

俺「ふーん。病気か何かで?」

女「お父さんに殺されたの」

俺「エッ!」

よく見ると女の手首には盛り上がったキズが何本も・・・。
そっこーでホテルを後にしたのは云うまでもない。

後ろめたさも残るけど、ほんのりと怖かった遠い思い出。